【湊かなえ】小説『母性』あらすじ・感想をネタバレ無しで解説!

小説

本記事では、湊かなえ著「母性」を、ネタバレ無しであらすじや感想、レビューを紹介していきます。

まずは一言、今作

めちゃくちゃ面白い!

あまりにも没入してしまい、一日で読んでしまいました

ネタバレ無しで紹介していくので、購入時の参考などにしてくださいね!

あらすじ

 

女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見された。女子生徒が4階にある自宅から転落したとして、警察は事故と自殺の両方で原因を詳しく調べている。
その新聞記事を読んで、喉の奥刺さった魚の小骨のように頭に引っかかっている。その小骨の正体は母親のコメントだ。

物語は母親である「私」の手記と、母親の娘の回想という視点で語られます。

私は、絵画教室で知り合った男性、田所哲史と結婚し、娘が産まれ、高台にある「美しい家」で暮らし始めます。

視点は娘の回想に変わり、そこで娘は、「母親から無償の愛を受けなかったが、おばあちゃんからは無償の愛を貰っていた」と語ります

再び視点は私に戻り、

美しい家で暮らしているこのときの3人は幸せな時期でしたが、私の母親、つまり娘のおばあちゃんが、とある事故で亡くなってしまいます

娘は唯一の理解者であったおばあちゃんを失い、ここから家庭が崩壊していきます

魅力

先へ先へ読み進めたくなる物語

いったい結末はどうなる?と気になるような、そんな話が続きます。

母と娘、お互いに理解し合おうと努力するも、良いと思ってやったことが、相手にとってはそうではないという食い違いが起き、読んでいてつらい小説です

でも、だからこそこの複雑な人間関係が、最終的にいったいどのような結論を出すのかというのが気になって仕方がありませんでした。

おや?っと思う「母性について」編

この小説は母の手記と娘の回想の他に、「母性について」という客観的な視点があります。

この母性について編、話自体はそこまで長くないのですが、母や娘の視点で語られた内容に登場した人物がいたり、おや?と思うところがたくさんあり、先程の先へ先へ読み進めたくなる物語とも通ずるところはありますが、これも先が気になる要素の1つです。

感情移入

母と娘の食い違いがつらく悲しくて、涙が出そうになるほど感情移入させられました。

私事の話ですが、この作品を読んで、私の母親を思い浮かべました。

私の母親は、厳しい家庭で育っていて、例えばテストで100点を取らないと褒めてもらえず、ただそこにいるだけでいいと言われたことがないと私に語ったことがありました。

 

私の母親とこの作品の娘が、「母親から無償の愛を受けなかった」という点で似ていて、感情移入し、また、だからこそ私は母親から受けた愛情に改めて気付かされました。

自分の母親の愛情を、改めて感じられるのも魅力の1つです。

レビュー

胸に響きました。

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母として子を思う気持ちが、見る角度によって全く違う色になること、子の気持ちもまた同じ。自分も母であるからこその悩みがある中、娘とこの作品の映画を観に行くことになり、娘と観て良いものかと先に書籍を読むことにしました。湊かなえさん独特の世界観は存じておりましたが、深い印象に遺る作品でした。映像化されたものを観るのが楽しみです。

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母と娘のどちらの言い分にも違和感が残る手記の掛け合いで、真実は?事実は?と結末が気になり、面白く読めました。
映像でどう表現されるのかも楽しみです。

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感想

面白すぎて一日で読み切ってしまいました。

ひとつの事実に対して、母親と娘で捉え方が異なっており母親が愛情と思っていたものが、娘にとってはそうでなかったり…。逆もしかりと、この複雑な人間関係の最終的な結論が知りたくて、先へ先へ読み勧めました。

考えさせられるものもあり、読んでよかったと思える作品でした。

皆さんも是非読んでんみてください!

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