【村上春樹】超個人的村上春樹作品ランキングベスト5!【長編】

本記事では、村上春樹の長編作品15作品の中から、個人的に好きな作品ベスト5を紹介します。

ただ、好きな作品についての愛を語るだけです。

 

村上春樹作品が好きな方はもちろん、村上春樹作品をあまり読んだことがないけれど読んでみたいよという方も、こういう作品があるんという参考にしてもらえれば幸いです。

 

また、とても個人的な好みなので、人によっては「あの作品がないじゃないか!」と思う方もいるかもしれませんが

「なるほど、あなたはそういう作品が好みなのね」程度に見てくださいね。

 

でも正直、全部面白い!

超個人的村上春樹作品ベスト5

【5位】終わらないでほしい夜『アフターダーク』

ある日寝てから目を覚まさない姉のエリと同じ屋根の下で眠るのが怖い妹のマリが、真夜中の街で、様々な人と出会い、裏の社会の闇や悪に触れながら成長していく一晩の物語。

雰囲気がめっちゃいい!

文章を読んでいるうちに、自然と夜の街の情景が頭に浮かび、自分もそこにいるかのような気分になります。

また、主人公マリはクールな人物で、あまり微笑むことはないのですが、真夜中の街で出会う登場人物がみんな温かく、マリの心がだんだん温かくなっていくような一晩の物語も素敵でした。

好きなセリフ

人間ゆうのは、記憶を燃料にして生きていくものなんやないかな
アフターダーク

【4位】美しい世界観『街とその不確かな壁』

17歳の主人公・僕が初めてキスをした初恋の相手が、ある日なんの説明もなく、突然姿を消してしまう。
やがて僕は彼女が語っていた街へ行き、本物の彼女と再会するが…。
落ち着いた文章で語られる世界観が美しすぎる!
5位のアフターダークと同じような理由ですが、自然と彼女が語っていた幻想的な「壁に囲まれた街」の情景が頭に浮かび、自分もそこにいるかのような気分になります。
個人的に今作は細かい設定がすごく魅力的だなと思います。
例えば、主人公の僕が訪れるコーヒーショップで食べるブルーベリーマフィン
なんでか分からないけれど、普通のマフィンよりブルーベリーマフィンのほうがすごく美味しそうに感じます。食べたくなりました。
あとは、僕が図書館の地下室で、リンゴの木の薪で薪ストーブを焚くのですが、これも絶対普通の薪よりリンゴの木の薪のほうがいい!リンゴの木で焚いた薪ストーブの香りってどんな香りだろうと思いました。
こういうところがすごく魅力的で美しい小説です。

個人的に今作は、村上春樹初心者の方におすすめしたい作品です

好きなセリフ

誰かが地面であなたを受け止めてくれることです。心の底からそれを信じることです。留保もなく、まったく無条件で
街とその不確かな壁

【3位】面白くて切ない『スプートニクの恋人』

39歳の年上の女性「ミュウ」に恋をした女性「すみれ」と、そのすみれに恋をしている「ぼく」。

ある時すみれがミュウと一緒に仕事で出かけたギリシャの島で行方不明になってしまい、ぼくは捜しに行くが…。

好きのジャンルが違ってうまく噛み合わず、どこにもたどり着けないのが切ない…

すみれはミュウのことが好きだが、ミュウはすみれのことを恋愛の対象として見れない。

ぼくはすみれのことが好きだが、すみれはぼくのことを恋愛の対象として見ていない。

すみれはぼくに、「あなたのことが好きよ。この広い世界で誰よりも」と言ってくれます。

ぼくは「ミュウの次にね」と言います。

すみれは「ミュウとはちょっと違うのよ」と言います。

この「好き」のジャンルの違いに苦しむ様子が切なく、胸が締め付けられます。

 

また、主人公のぼくが恋をしている「すみれ」は、ちょっと天然入っているでしょみたいな感じでボケて面白いし、ぼくに対してなんでも正直に語るので、すごく魅力的です。

こちらで詳しく紹介しています。

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好きなセリフ

いちいちきくまでもないでしょう。だってあなたはわたしのただひとりの完全な友だちなんだもの
スプートニクの恋人

【2位】人が過去の者になってしまう哀しみ『国境の南、太陽の西』

主人公・ハジメは小学校時代、女の子の友達が出来る。ハジメは恋に落ちるが、中学生になって2人は離れ離れになってしまう。やがて時が経ち、絵に描いたような幸せな家庭を持ったハジメの前に、小学生の時の初恋の相手が現れて―ー
人が過去の者になってしまう哀しみ
本作は主人公ハジメの小学生時代から描かれ、小学生の時からずっと愛情を抱いていた相手が、やがて過去の者になってしまうのがあまりにも哀しい。
こちらで詳しく紹介しています。

好きなセリフ

僕だってできることならそう信じたかった。明日の朝になって目がさめたら、世界はもっとすっきりとしたかたちを取っていて、いろんなことが今よりも楽になっているに違いないと。でもそんな風にうまくはいかない。明日になっても、事態はもっとややこしくなっているだけだろうと僕は思った。問題は僕が恋をしていることなのだ。そして僕にはこのように妻がいて、娘がいるのだ。
国境の南、太陽の西

【1位】ユーモアとシリアスのバランス『ダンス・ダンス・ダンス』

心の震えを失った主人公「僕」は、過去の友人「キキ」が自分を求めていると感じ、僕はキキを追って、札幌のドルフィンホテルに行く。そこで出会った繊細な少女「ユキ」や、映画スターの「五反田君」など、様々な人たちと関わり、心の震えを取り戻していくストーリー

ずっと面白い、ずっと読んでいたい!

本作はまず、文章を読むこと自体が楽しい

文章がスラスラと読めて、時々挟まれるユーモアが頭を緩ませてくれて、ずっと読んでいられます。

そしてどの登場人物も魅力的!

もっとも思い出に残った作品です

こちらで詳しく紹介しています。

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好きなセリフ

「チョコレートが好きじゃないの?」

「興味が持てないんだ」と僕は言った。「好きでも嫌いでもない。ただ単に興味が持てないん」

「変な人」とユキは言った。「チョコレートに興味が持てないなんて、精神に異常があるわよ」

「全然変じゃないよ。そういうことってある。君はダライ・ラマは好き?」

「何よ、それ?」

「チベットの一番偉い坊主だよ」
ダンス・ダンス・ダンス

まとめ

本記事では個人的に好きな村上春樹作品を紹介しました。

ランキングに入っていない作品以外にも面白い作品がたくさんあるので、興味がある方は一度手に取ってみるといいと思います。

 

本記事で紹介した作品はありませんが、オーディブルの無料体験で村上春樹作品を聴くこともできるので、そちらもおすすめ!

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